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SOD酵素で化学物質を無害化
当店では、髪と頭皮へ薬剤を残さないクレンジング剤を使用しています。
パーマ剤やカラー剤の2剤として使用されている過酸化水素水やブロム酸等を分解除去する処理剤コンディショナーです。
ウルトラファインバブル水に高濃度カタラーゼ酵素とSOD酵素とハーブを配合したアフターコンディショナーです。
カラーやパーマ時の過酸化水素水を分解除去したり、活性酸素を除去し毛髪をやさしく収斂させます。
では、今回はSOD酵素について、ご説明を致します。
また機会があればカタラーゼ酵素についても詳しく書きますね。
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少し長くなり、専門的な用語も出て来るので、ご興味がある方は、是非読んでみて下さい。
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専門的な用語は、嫌っ!長い文章は読みたく無い!
と言う方には、分かりやすく解説すると。
カラーやパーマの薬剤に含まれている化学物質が髪や肌に悪いので、酵素の力で軽減させたり、分解したり無害化するコンディショナーを当店では、使っていますよ!
と言うお話しでした。
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SOD酵素とは、スーパーオキシドディスムターゼという酵素の略称です。
この酵素は、体内で発生する活性酸素を分解して無害化する働きを持ちます。
活性酸素は、酸素を消費する生命活動(呼吸)の副産物として生成される反応性の高い分子で、細胞やDNAにダメージを与えることがあります。
活性酸素は、老化や疾患の原因となることもあるため、適度に除去することが必要です。
SOD酵素は、活性酸素の一種であるスーパーオキシドアニオンを酸素と過酸化水素に変換することで、その毒性を低減します。
過酸化水素は、さらにカタラーゼやペルオキシダーゼという酵素によって水と酸素に分解されます。
SOD酵素には、金属イオンの種類によって、
1.銅/亜鉛型
2.鉄/マンガン型
3.ニッケル型
の3つのタイプがあります。
銅/亜鉛型は、主に真核生物の細胞質に存在し、ヒトや動物のSOD1とSOD3に相当します。
↑コレは、昔の学校で保健室にオキシドール(過酸化水素水)が消毒に用いれられていたのは、体内のSODとオキシドールが反応して泡ブクを作ってバイ菌を出すと言う方法でした。
が、過酸化水素水が体に良くないと言う事で、保健室から消えたと言う説を聞いた事があります。
鉄/マンガン型は、原核生物やミトコンドリアに存在し、ヒトや動物のSOD2に相当します。
ニッケル型は、一部の原核生物に存在します。これらのSOD酵素は、それぞれの金属イオンを活性中心として持ち、酸化還元反応を触媒します。SOD酵素の立体構造は、銅/亜鉛型はβバレル構造、鉄/マンガン型はαヘリックス構造、ニッケル型は4-ヘリックスバンドル構造をとります。
SOD酵素は、生命の維持に必要な酵素の一つとして、多くの生物に共通して見られます。SOD酵素の活性は、酸素消費量に対して高いほど、寿命が長くなるという相関があると言われています。
これは、SOD酵素が活性酸素による酸化ストレスを抑制して、細胞の老化や損傷を防いでいるからだと考えられます。
ヒトや霊長類は、他の動物と比べてSOD酵素の活性が高く、長寿である原因の一つとされています。
SOD酵素は、医療や美容の分野でも注目されています。
SOD酵素は、がん細胞に対して有効な抗がん剤の標的となる可能性があります。
がん細胞は、高いレベルで活性酸素を産生しており、SOD酵素の阻害や促進によって、その増殖や死滅に影響を与えることができると考えられています。
SOD酵素は、幹細胞の分化にも必要な分子とされています。
幹細胞は、人工的に培養すると、SOD酵素を含む様々な物質を分泌します。
この分泌物質は、アンチエイジングや美肌効果などに利用されることがあります。
SOD酵素を皮膚に塗布することで、活性酸素による肌の老化やダメージを防ぐことができると期待されています。
しかし、SOD酵素は酵素であるため、安定性や経皮吸収性に問題があります。
そのため、リポソームという技術を用いて、SOD酵素を皮膚の細胞に届ける方法が開発されています。
SOD酵素は、体内で活性酸素を分解する重要な酵素であり、寿命や健康、美容にも関係しています。
今の時代は、化学物質無しで生活する事は困難な時代です。
出来るだけ、使わないように、使ったら分解や無害化させる事は、これから大切だと当店では考えています。